美少女プラモ・フェイスの開眼方法


初心者向けの内容になっています。使用キットはバンダイ30msです。
30msと「あばたーふみな」は全モデルのフェイス・パーツが共通になっています。

使用したのはバンダイ・表情セット・5のパーツです。コトブキヤのフェイスパーツと違い
裏面中央にジョイント・ピンがあります。他の方が紹介している手法もありますので
自分に合ったやり方で開眼してください。使用ツールは最下段に写真付で紹介しています。


1   2
眼の周囲に「色鉛筆」で大体の線を描きます  中央にピンバイスで穴を開けます
小さい径から始めなくても、1.5mmで割れませんでした
不慣れな場合は小さい径から進めるとやりやすいです
 
   
 3 4 
 棒ヤスリを使い、虹彩を無くす程度に穴を広げます
こうしておくと、裏返した時、アイホールが
分かりやすいです
  裏返して、アイの穴の周りをアイの球面が
フィットするように掘ります。球状ヤスリを使うと
ラクです。薄くしすぎると仕上げの際
睫毛まで浸食するので注意です

表に返し、薄くなった中心部を
棒ヤスリで広げます。ラクに広がります
   
 5 6 
  アイを仮止めして、フィット感をみます
角度を変えて覗き込むように確認し
裏面の隙間、ガタ付きが無いように削ります
削りカスはセラミック砥石でこするとキレイになります
スポンジヤスリも良いです。紙やすりは
折れ目で線状傷が付く場合があります
 濃い色の作業マットに貼り付けて拡大鏡で見る
もしくは写真に撮ると、周囲のガタ付が分かります
確認と削りを繰り返しながら仕上げてゆきます
デザインナイフ、甲丸ヤスリ、先細ダイヤモンドビット等で
滑らかになるようにします。あまり念入りにすると
アイホールが拡大しますのでバランスに注意
   
 7   8
 アイホールの断面・睫毛側を同系色で塗ります
見栄えが良くなります。水性ペンで塗るとラク

目尻はキワまで削りませんでした
普段、生活の中で見る程度の距離であれば
あまり気にならないし、睫毛を削り落として
しまうよりは実用的かと思いましたので
頑張れる方は縁ギリギリでどうぞ
 
フェイスを受ける側パーツの上部1mm程度を
アイに干渉しないようにカットします
 
   
 9  
 パーツがポロリすることなく、アイも設置できました
そらのあお屋製の5mmアイの場合です
アイ形状は半球・薄型です
 
   



使用したもの 
 
 左から
下の小瓶・キッチンマジックリン
水性ペンが、はみ出した際の拭き取り。拭き取りには綿棒を使いました
セラミックビット
ピンク色のドングリに棒が付いたようなものがビット
手で掴む、チャックやリューターに設置して使う。
ゴム、フェルト、ジルコニア、ダイヤモンド等、様々な種類、粒度があり
ヤスリと同じく粒度があったり、目的により使用する種類が変わります
 
 綿棒
キッチンマジックリンを先端に付けて使います。
付けすぎたらティッシュで吸い取らせ、適量(ポタポタしない)で拭きます
 色鉛筆
アイのアウトラインを描きました。普通の黒鉛筆では黒鉛で周囲が黒ずみます
色鉛筆では、そうゆう事故が無いです。ケシゴムで消せます
  ピンバイス
様々な太さ、種類があり、穴あけ等に使います
ビット固定式ドリルは100均でも購入可。
付け替え式は、ボディ部分「チャック」の先端に「ビット」を差し込み
固定部を回して締めて使います。安価すぎるものは固定が不十分な物があり
オススメはアネックス。1000円程度(店によります)で購入可
タミヤのは1900円程しますが、アネックスでも充分かと
棒ヤスリ
 100均でも買えます。ダイヤモンドヤスリは粗削りに向いています
  甲丸ヤスリ
半円状なので、アイホールの仕上げに便利。粗目、中目、細目や
600番などの番手で表示されています。600番を使用しました
削りから簡単な仕上げまで行える万能手です
  細い四角ヤスリ
睫毛部分が平らなアイの仕上げに便利。ホビーショップで購入
 デザインナイフ
小回りの効くナイフ。100均のは刃の形状が違い、モデリングには使いにくい感じで
タミヤのものを使っています。替え刃式なので切れ味が落ちたら交換
自分で砥石で研げれば、切れ味は更に向上します
 調色スティック
タミヤ製。金属製なので丈夫。スプーン状のほうで「ひっつき虫」を剥がします
ドールの22mmレジンアイのセットにも使っています
  水性ペン
睫毛断面を塗りました。100均のものはインクが薄く、睫毛には向きませんでした
黒睫毛は黒ペンOK。はみ出したら「キッチンマジックリン」で拭き取れます
 ハブラシ
研磨カスを払うのに使います。ヤスリの目詰まり、パーツ面のカスなど
  ピンセット
裏面は指が入りにくいので、糸状の研磨カスを引っ張って取りました
  使うのを止めたもの
左・上のオレンジの瓶。流し込みセメント
プラを溶かす・樹脂を含まない、サラサラした溶剤タイプの接着剤
アイホールの仕上げに使ってみたのですが、アイホールが大きくなりやすかったので使用中止しました
 
 
 
 リューター
ダイヤモンド・ボール型ビットを設置。裏面アイホールの削りに使いました

ピンバイスよりラクに加工が出来ます

コンセント式、電池式があります。使用目的に応じ、回転数別で買い求めます
プラモは3000回転くらい。ダイヤル式リューターだと回転数が調節できるので
不慣れで高速回転が怖い場合は、ゆっくりから始めることも出来ます
100均のものは回転数の調節はできません

オススメ・サイト
お宝創庫
https://www.otakarasouko.com/column/557985/#gsc.tab=0
 
 
 
 左から
ダイヤモンド・ビット
アイホールの仕上げに使いました小さなホールなので、これが使いやすかったです
直接、指でつまんで、撫でるように使いました。ガタつきを均せました
先細なので、睫毛先端まで持ってゆけます
 セラミック・ビット
上の欄でも紹介しましたが、写真が不鮮明だったので撮り直しました
  ツマヨウジ
「ひっつき虫」を剥がしました
  精密ヤスリ
極細で狭い場所に最適。アイホール周囲の仕上げに使用。100均製
ピンバイス
アネックス製チャック