MG グフカスタム ブルーイング風仕上げ


バンダイ  MG グフカスタム プラモデル
製作 2008年9月 約4週間
感想
キットは素組でも十分見栄えのするすばらしいプロポーションですので
各部の精度出しとディティールアップ、そして塗装によってグフカスタムらしい
メカニカル感と重厚さを表現してみました。
T.2「ノリスの武士魂に相応しい剣としてのグフカスタムを、鋼の青で捧げるぞぉぉぉぉ!!」
T.1「は・・鋼の青???」 T.2「ブルーイングっていうのがあるんス」
T.3「みごと脱出ルートを確保してご覧にいれる!!」 T.2「うぉぉぉ!! ノリス〜!
死んじゃいやだああぁぁぁぁ!!!」(ノリスのファンです) T.1「あの〜? もしも〜し??」
ブルーイングについて
「一年戦争全史」によるとグフは無塗装の金属が表面処理により青く見える
(非公式設定)とあり、この設定がとても好きなので再現してみました。
「ブルーイング」は「透明度を持った青色の酸化皮膜の下にある地金の銀色が光を反射し
光の当たっていない部分は被膜の厚みによる濃く深い色になり、光の当たったところは
被膜を透過した光が地金の金属に反射し白く明るい色になるため、強いコントラストを
描き出す、それがブルーイング独特の美しさ」です。

初めはモデルガン用のカラースプレーで塗装することも考え、取扱店に問い合わせて
みたのですが、プラモデルには不向きとの回答でした。いろいろ試行錯誤した結果
ベースをMr.カラー・シルバー、その上にMr.カラー(クリア系)を混色したオリジナル
ブルーイング用カラーで塗装したものが一番ブルーイングに近い表現になりました。

銀の地金色に薄い青色のクリア皮膜を何重にも施すことにより、蛍光灯、太陽光
それぞれの光と影のコントラストで、本当のブルーイングのように様々に色合いを
変える仕上がりになったと思います。
蛍光灯下の写真(ニコン 一眼レフ)
 
撮影用ライトに輝くグフカスタム
太陽光下の写真(500万画素のオートフォーカスカメラ)
 
朝陽の中のグフカスタム          午後の光の中のグフカスタム
組み立て
400番〜1000番のペーパーにてゲート処理、ヒケ修正
合せ目消し→サフチェック(場所によって何回か繰り返し。)
改修
・頭部アンテナのシャープ化。
・モノアイをHアイズと金属パーツに置換
・頭部動力パイプをアトハメ加工
・ショルダースパイクをコトブキヤのスパイクに置換
・ランドセル上部を開口してメッシュ貼り
・ランドセルのバーニアをコトブキヤのパーツに置換
・肩周りのC面をエッジに加工
・甘いスジボリとモールドの彫り直し
・適所にメタルパイプとナニワネジでディティールアップ
塗装
・下地:シルバー
・本体ライトブルー部:オリジナル調色クリアーブルー
・本体ブルー部:シルバー+ブルーの上からクリアーブルー、つや消しクリアーにて仕上げ
・関節、武器等メタリックグレー部:ブラック+シルバー
・装甲裏:ガンメタル+ブラック(タミヤエナメル)
・ガトリングシールド銃身:ブラック+シルバーの上から各クリアーカラーを上掛けして焼色を表現
スミ入れ
塗装のみで強い立体感があるので「スミ入れ」はしませんでした。
デカール
水転写式デカールをマークソフターで密着させて貼り付け。
その後クリアーを吹いてペーパー掛けし、再度クリアー吹きをし
極力段差を目立たなくしています。
フィギュア
フィギュアはタミヤエナメルカラーで筆塗りで塗装しています。
透明アクリルベース付き。搭乗員姿の1/100フィギュアも
資料を元に、ジオン兵のノーマルスーツを忠実に再現しました。
展示ベース
透明アクリル板にオリジナルデザイン・シール(らくらく写真館で作成)を貼り付け。
板下側には、滑りとめシール(黒・円形)を貼りました。