MG シナンジュ 塗装済み完成品
(真紅ver) 飾り台付き
MG シナンジュ ver.ka(バンダイ) 製作期間 2008年12月〜2009年2月 |
|
感想 | |
以前から作ってみたくて憧れていたシナンジュ。バンダイからMGで発売されたおかけで トライすることが出来ました。パーツ点数700とか。数は多いけれど、左右共通のパーツも多く とても素直な組みやすいキットでした。表面のヒケやうねりが少し多かったかな。 一番大変だったのは、T.2的には赤部分の塗装。色味が変わらないように、全パーツを一日で 塗装したので、6時間以上ぶっ通しでエアブラシ吹いてました。T.1はエングレービングの処理と デカール貼り。デカール貼りは10時間。曲面に曲線を描く部分が難物だったそうな。 |
|
「可能性を摘み取る紅の猛禽」といわれるシナンジュ。白色を含んだ設定カラーではなく 真紅色に仕上げてみました。シルバーの上にクリアーレッドを吹き重ねましたが 真紅になるまで重ねているため銀の色は奥深くに沈み、メタリック塗装の魅力である 光と影のコントラストの美しさを持ちながらも重厚な色合いになっています。 動力パイプは、アクセサリーにも使用される「ヘマタイト(赤鉄鉱)」のビーズに換装。 間隔を保つためにエポパテから作ったスペーサーを入れています。 ブラックダイヤモンドの異名を持つ非常に美しい石で、古代ローマでは兵士達の 戦闘の護符としても用いられてきました。勇気と自信、勝負運を運び込む石とされています。 |
|
素組み 塗装後 |
|
エングレービングはマスキング塗装。「白を含まない純粋な黒」が美しいフィニッシャーズの 「ピュアブラック」でベースを塗り、「ナイトゴールド」で、落ち着いた金色のエングレービングに 仕上げました。デカールやシールでは黒になってしまう細部まで きちんと金色に仕上げています。 |
|
サーベル、アックスのビーム部分はビスマスパールで 塗装。非常にきめ細かい粒子のパールで、角度に よってアニメのように白く輝かせたり、パーツ本来の 黄色が見えるようにしたりと楽しめます。 |
|
組み立て | |
ゲート処理、ヒケ修正、合わせ目消しの後、洗浄してサーフェイサー吹き。 800番のペーパーで下地処理後、再度洗浄し1000番のサーフェイサーを吹いています。 |
|
改修 | |
各部の甘いエッジをシャープに修正。パーツ表面のうねりも平滑になるまで研磨。 このキットで唯一気になった手首パーツの貧弱さを、親指をエポパテで造形しなおして 逞しいイメージに直しました。 足サイドのバーニアカバー下部の膨らみが設定図と違っていたので整形しています。 モノアイはアルミプレートとオーロラフィルムでディティールアップ。光を拾って綺麗に輝きます。 肩パーツのエッジとバックパックの端部を羽のように薄く削りました。 |
|
主なバーニアは金属パーツに置き換え。市販品をそのまま使うのでは無く 重なり具合の調整と色分け、メタルピンの追加で精密感を出しています。 |
|
素組み バーニア置き換え後 |
|
適所に1.0mmのメタルボール及びビーズ埋め込み。 白色部分は附属のドライデカールではなく、別売りの水転写式デカールを使用。 マークソフター及びマークセッターを用いて貼り、クリアーを上掛けして極力段差を無くしています。 |
|
フル・フロンタル | |
小さくて大変だったけれど、手を抜かず極細筆で塗りました。 |
|
塗装(M・Mr.カラー、F・フィニッシャーズ) | |
本体:赤 シルバー(M) クリアーレッド(M) 本体:黒 ピュアブラック(F) 一部にタミヤエナメルを使用 本体:金 ナイトゴールド(F) 本体:白 ファンデーションホワイト(F) フレーム メタルブラック(T.T調色オリジナルカラー) ビームライフル ブラック(M) メタルブラック(同上) ビーム ビスマスパール 一部脚部関節などの擦れ合う箇所は、クリアランス調整の後、「エアブラシ 染めQ」 (パーツ自体を染めます)をメタルブラックと同色に調色したものを使用して 塗膜剥離の危険性を減らしています。 |
|
ディスプレイベース | |
「バンダイ アクションベース1 ブラック」をシナンジュと同じ塗料を用いて塗装。 文字部分もステンシル技法により、ナイトゴールドで塗装。 |