HGティエレンタオツー改修
パール塗装済完成品

HGティエレンタオツー (バンダイ)
製作期間 2009年2〜3月 約3週間
感想

タオツー・初号機
T.1がコツコツと作り上げたティエレンタオツーと一緒に
セルゲイ専用も出品しようと準備していたら
セルゲイ専用キットが発売になってしまいました。
ピンクの上に青を塗ると、万一剥げた場合
目立ちすぎるので、結局ソーマ版で仕上げることに。

振り返ってみると、去年、T.2が初めて一人で組み立てから
塗装まで仕上げた練習機がティエレンタオツーでした。
かれこれ3体目。よほど縁があるのかな。
ティエレンタオツーで一番印象深かったのは、漆黒の宇宙空間を白い輝きを帯びながら飛翔する姿でした。
あの美しさを再現したくて選んだ塗料は、フィニッシャーズのパールホワイト。粒子の厚さが薄く
かつ広いため、箔を貼ったような美しい仕上りになる塗料です。
蛍光ピンクを混色してパールピンクを作りましたが、桜貝のような透明感のある美しい色合いになりました。
光の当たった箇所は、アニメで観たように、光を反射して白く輝きます。
 
ガンダムをも圧倒した機動力を支えるのは、機体各部のスラスター及び両肩の可動装甲部と脚部にある
大型推力偏向スラスター。肩のスラスターはプラモデルの箱絵を参考にディティールアップ。
フィンをプラ板で拡幅し、コトブキヤのパーツを薄く削って調整したものを貼りました。
  
      箱絵          スラスター(改修前)    スラスター(改修・塗装後)
黄色いスラスター中央にある楕円モールドは開孔し裏側から偏光フィルムを貼り付けて
イオンエンジンの雰囲気を演出。イオンエンジンは実際の宇宙開発に使用されているもので
グリッドという薄板に無数に開いた直径2mmの穴からイオンを噴出する構造になっています。
宇宙機用の高性能スラスターであり,従来型ロケットのおよそ10倍という抜群の燃費によって推進剤の
利用効率を高め,人工衛星や宇宙探査機の性能を最大限まで引き出す役割を果たします。
イオンエンジンの詳細は科学探査機用イオンエンジンをご覧下さい。
カッコイイ武器を持たせたかったので、長滑腔砲、カーボンブレードもディティールアップ。
長滑腔砲の弾装・白色部はMSが操作しづらそうな構造
だったので、コトブキヤのマイナスモールドに置き換え。
銃口はジャンクパーツを流用し長めに。
スコープに3Dメタルフィルム・グリーンを貼り付け。
ブレードとしても使用可能な砲ブレードをプラ板で拡幅し
ブレードらしさをUP。
小振りだったカーボンブレードもプラ板で大きくリサイズしました。
 
組み立て
ゲート処理、継目消し、600〜800番のペーパーで表面処理、洗浄サフチェック
再度ペーパーがけ、1000番のサフで下地作り。
改修
上記のほか、頭部モノアイは3箇所とも淡紅色のネイルストーンに
置換え。裏が反射テープなので光を拾って綺麗に輝きます。
機体中央と肩装甲の丸モールドはセンサーと解釈し、モノアイと
同じ淡紅色のネイルストーンを設置。ピンバイスで少し掘り下げて
表面に盛り上がりすぎないよう調整しました。頭部の小さい
丸モールドもセンサーと解釈し、金色のメタルボールを埋め込み。
左胸部にある機銃は銃口部にメタルパイプ埋め込み。
両胸部下側にある3穴のモールドは開孔し、精密感UP。
肩装甲の折畳部分と手首カバーの肉抜き穴をポリパテで埋めました。
各部エッジをシャープに整形し、一体成型されている部分が別パーツに見えるよう彫りこみ。
モールド上部にあるタルミを削って印象をシャープ化。
塗装(M・Mr.カラー F・フィニッシャーズ T・タミヤエナメル)
本体・ピンク:パールホワイト(F)+蛍光ピンク(M)
本体・パープル:パールホワイト(F)+クリアーパープル(T.T調色オリジナル)
頭部・メタリックグレー:ガンメタル(T)
胸部・濃ピンク:シルバー(M) クリアーレッド(M)
バーニア:パールホワイト(F)+クリアーオレンジ(M)
関節及び太腿上部・メタリックグレー:ピュアブラック(F) メタリックグレー(T.T調色オリジナル)
楕円モールド・メタリックグレー:ガンメタル(T)
ディスプレイベース
アクリル板にFGエクシアに附属していたカードを貼りました。
ロゴシールを作り、背面にネームスタンドを設けました。